たばこ病って知っていますか?
正式にはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)といいます。
といっても一つの
病気を示しているのではなくて、
慢性の呼吸器の病気だと言うことです。
たばこ病といったのはヘビースモーカーと呼ばれた人のほとんどが、
高齢者(70歳以上)となるとかなりの確率でこうなるということなんです。
たばこの弊害ですが、喫煙による有害物質(
ニコチン、タール)が
どんどん肺に蓄積して行きます。
するとどうなるかというと、肺胞という空気と血管に接して
ガス交換をする肺の細胞体が有害物質によって壊れていきます。
本当は一つ一つの肺胞はしわしわの梅干しみたいで、
周りにびっしりと血管がはい回っているので、沢山の血管が、
空気中の酸素にふれてガス交換が効率よくできます。
ところが有害物質がついた肺胞はしわしわの部分にそればびっしり張り付いてうまく血管と接することができません。
この状態を肺気腫といいます。昔は炭坑労働者とかが、炭素を吸い込んだことにより肺気腫となるケースがほとんどでした。
ところが、現在は喫煙者の肺気腫が増えているんです。
察するに、日本で喫煙の習慣が広まったのは裕福になってきた戦後だと思います。
今年戦後62年ですが、戦後二十歳で吸い始めたとして現在82歳。
今後このような高齢者が鰻登りに増えていくと思います。
今、多いのは主に男性ですが、女性の喫煙者は昭和の後期から増えています。
ということは、あと、30年くらいすると女性の肺気腫の方もかなり増え来ると思います。
じつは、高齢者になって体力が落ちてくることで、
肺気腫は死の病気に変わります。階段を上っただけで息切れがする。
風邪を引いただけで肺炎になり
入院する羽目になる。
肺気腫、そしてCOPDになった患者様は、低酸素血症といって
体内の酸素量が極端に低下していきます。
この状態が長く続くと、まず、脳酸素が減って記憶障害や異常行動を起こしたりする。さらに、慢性に
全身の酸素量が少ないので、やせてくる。そして、臓器の能力も低下していく。
病院では、高濃度の酸素を投与したり、少しでも呼吸が楽にできるように
理学療法を行いますが、元々ほとんどの肺が機能しなくなっているので、気休め程度にしかなりません。
肺炎は最悪です。元々肺機能が弱いところに機能している肺まで
ガス交換機能不全になってしまえば医者に手だてはありません。
ここ数年、
在宅酸素療法(家で酸素ボンベをつけて生活する)のかたや、風邪で呼吸不全になって入院してくる方が増えています。
じつは、ガンの死亡率を近いうちにCOPD〜肺炎というケースが増えてくると言われています。
現場でそれを目の当たりにしています。
ヘビースモーカーの方。予防法はただ一つ喫煙をやめることなんです。
吸った量だけ、肺気腫は進むんですからそれしかいえません。
受動喫煙のかたは吸っている本人よりもさらに危険!
本当にCOPDの方の末路はかわいそうです。
がりがりにやせて、寝ることさえも苦しいんです。
肺が硬くなり、相当頑張らないと十分な酸素がとれないんです。
あさ、起きた時から疲れている。
在宅酸素である程度は維持できますが、やはり時間経過で入院です。
それに
高濃度酸素は火気厳禁!高齢者の
一人暮らしには危険!
皆さんどうしたらいいと思いますか?
今一度喫煙について考えてください。
今日もまた、喫煙歴のある老人が肺炎で亡くなりました。
posted by ぷーーさん at 23:07|
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