。。。患者の視点に立った、
。。。患者想いの、
。。。患者を最優先した、
”医療”が叫ばれまして、
患者を「○○さま」と呼ぶことが多くなりました。
うちの病院も、例に漏れず、
患者の呼称は「○○さま」
です。
外来や、受付の事務員や看護師には違和感はないのだけれど、
ドクターとかセラピストは何か違うような気がするんですよね、
もちろん、医療従事者間で患者の情報のやりとりをするときは
僕は「○○さま」と呼ばせていただいています。
でも、一対一で患者様の治療に当たるときは
(あらかじめ断った上で、)
「○○さん」
と呼ばせていただきます。
もちろん、「○○さま」
のほうが丁寧な言い方です。
でも、患者って先生を頼りにしてくるんです。
それが「様」って呼んでしまうと
逆に硬くなってしまうように感じます。
僕はいつでも患者様の支援者でありたい
それが僕のモットーです。
相手はもちろん私の人生の先輩ばかりです。
だから、相手に尊敬の念を持ってあたります。
でも、自分の術を展開するとき、
それは、やはり「先生」でなければならないと思うんです。
だから、僕は患者様の「お友達でありたい」と願います。
お友達だから、先輩「患者」に学ぶこともあるし、
僕の得意なことは患者に伝えたいと思います。
看護師はどちらかというと患者様の院内生活のお世話をする立場ですね。(読んで字のごとくならば)
ならば「○○様」と呼ぶのがいいのかもしれません。
でも、その一方で、うちの病院なんかは特にそう思うんだけれど、
「その患者にとって何を支援するのが大切なのか?」
てことがぼやけてきているようなときがあるようです。
ときに、医療従事者は医学という概念でもって、
患者を導いてやらなければなりません。
特に「生活習慣病」なんてえのは、
読んで字のごとく「習慣」で病気になったのだから
強い言葉で望まなければならないです。
「様」がつくと、どことなく患者と医療従事者が
意図的に距離を作っているように思います。
患者と一番長い時間接していると思われる看護師ではなく、
一日にたった1時間弱、それも土日は、無しで接している
セラピストに病棟生活の悩みを患者様が打ち明けてくることがあります。
それは愚痴なのかもしれないけれど、
友達のようになれたから話してくれるのかな?
なんて思ってしまいます。
そんなことが、あとでセラピストから看護師に伝わったりすると、
看護師は妙にプライドが傷ついたような態度を取ることがあります。
いや、自分を正当化しているんでは断じてないんです。
ただ、患者側も「もっと近くに来て」って
サイン出しているときもあるのだとしたら、
「○○さま」っていうことばが
「壁」になってやしないかなって思ったんですが、
いいすぎでしょうか?
ちょっと、自分でも整理のつかない頭で書きました、
その関係の方々
声を聞かせてください!