2008年02月27日

介護認定審査会

今日は「介護認定審査会」の日でした。
介護認定審査会は
訪問調査で得られた調査結果を
「コンピューターにかけ得られた全国一律の結果」(一次判定)を
「かかりつけ医師の意見書」と比較検討し、
最終的に介護度を決定する(二次判定)
審査会のことです。

構成委員は、保健・医療・福祉の各分野に関する学識経験の均衡に配慮した構成となり、市町村やそのいくつかにまたがる合議体の町が任命します。
構成員が5名以上をもって審査会が構成されます。

介護認定審査会は対象者の介護度を決定する”最後の砦”なのです。

ところで現在は介護度は自立をあわせて8段階となっています。

非該当
要支援1
要支援2
要介護1から要介護5

で下に行くほど重度の介護が必要と判定されます。
また、コンピューターで要介護1相当と判定されたもののみ、
認知症の有無、廃用の程度によって、
予防的視点に立って援助をすることにより、
改善が見込まれると思われるものは「要支援2」の判定、

認知症があって予防給付では効果が見込まれないと思われるもの、
病気の症状が安定せず、予防給付が適切でないとされるもの、
廃用が進んでいて、今後改善が見込まれそうにないもの
は「要介護1」と判定されます。

介護度の違いによる最も大きな差は「区分限度支給額の違い」ですが
そのほかにも、利用できるサービスが介護度によって限定されるものもあります。

利用者にとっては、介護度が変更されたことにより、
今まで受けていたサービスが1ヶ月の限度額を超えてしまったり
ということが起こってしまったりします。

私たちは公正を期すために審査にあがった患者のプライバシーに関わる情報は一切知らされないで審査に当たります。
ですから、本来はほぼ全国一律の審査結果になるであろう想定で
審査はなされているのですが、、、、

この前釧路管内の研修に行って実習してみましたが、
グループによって1〜2段階程度審査結果が異なってきます。

まだまだ一次判定の精度が甘いですし、
最近「動ける認知症」に対する介護度が低めに出てしまう問題点に
対しての対策がなされたのですが、まだまだとってつけたような
判定の域を出ていません。

さらに、ボクが思うのは、「本人の工夫、努力」によって
やっと生活しているものにはなんの恩恵もないこと、

さらには肺気腫などの、継続して運動することが困難な場合、
判定は1度の面接と、医師の意見書によって決まるため、
そのような「疲労度」とか、「無理をしてやっと出来る」
なんてえのは一切評価されないんです。

身体介護と家事援助の割合は介護度によって決まってしまうので、
介護度の低いものにはヘルパーによる身体介護はほとんど利用できないでしょう。

でも、ぎりぎりの少し無理をして生活しているものに対して、
「休息を得る」ための身体介護ってあっていいような気もします。

だから、介護度による支給限度額や、介護区分ごとの利用できるサービスの幅は緩い方がいいのではないかと思うのですが、、、

介護度が高いからと言って目一杯サービスを利用しなくてもいいし、

介護度が低くてもサービスを上限超えて入れたい人も実際にはいます。

たとえば、簡単な例で、
同じ介護度でも、家族との関係が良く、家族も介護に参加でき、
さらに住宅にも恵まれている場合にはサービスは少なくて済みます。

でも、一人暮らしで身よりもなく、住宅も劣悪な環境で生活せざるを得ない対象者には介護度が低かったとしても、もっとサービスが必要な気がしませんか?

その辺は、前にブログ記事にしましたが、
「ケアマネージャーの権限が低い?または評価されていない」
ことにも起因しますね、

何よりも思うのは「個人個人のモラルが大事」だし、
プランの調節をするケアマネージャーの自覚が大切だと思う、
それに、今の国の政治が「国民を疑い過ぎ」
だと思うのは気のせいですか?

もうちょっと裁量を持たせてあげればいいのにっておもうんですよね。

皆さんはどう思いますか?



ラベル:介護保険 介護度
posted by ぷーーさん at 00:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 トラックバックありがとうございます。
 介護保険だけで、要介護の方の世話をすべて満足は出来ないでしょう…
 まだまだいろいろ整備しなければならないことはたくさんあります。
 介護保険も医療と同じで厚労省の都合でころころかわる…のではないか…と言う気がします。
 
 審査会で、厳正な当てはめだけでなく、特記事項に調査員の方のその人の周辺状況が詳しく書いてあることもあり、大変そうな場合、介護度が変わりそうだけど何とか今のままにしてあげようか…ということもあります。苦心して理由をこじつけでも良いから探さないといけないのですけどね…
 
Posted by せん at 2008年02月29日 14:39
介護保険も、医療報酬も
誰が決めたのか、謎の改訂ばかり、
そのたびに、プログラムの変更、
用紙の作成し直し、
はたまた、経営方針の変更。
患者の目に見えないところで、
医療や介護従事者は余計な苦労をしている。
厚労省が悪いのに、今度は書類の作成の一部を、
事務員がやってあとはDrがハンコ押すだけ、

でも、せんさんみたいにやっているの、
いいと思います。
全国共通の尺度でやるのは、
不公平さを無くするためであって、
サービス削るためではないはず、
必要な人には必要な介護度をつける。
ボクもその視点で考えるようにしようと思いました。

自立支援法のほうの認定委員もやっていて、
そちらはもっとそのあたりにのことが深刻です。

コンピューターで判定なんてどだい無理なんです。
Posted by ぷーーさん at 2008年03月03日 00:54
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